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MSBのよもやま話~点検~

こんにちは!MSB更新担当の中西です!

 

MSBのよもやま話~点検~

ということで、バンニング業者が行うべき点検の流れと、具体的なチェックポイント を詳しく解説します♪

 

バンニング(Vanning)とは、コンテナに貨物を適切に積み込む作業 のことを指し、国際貿易や物流業界において非常に重要な役割を果たしています。バンニング業者は、貨物の安全性を確保し、輸送中のトラブルを防ぐために、点検を徹底することが不可欠 です。

適切な点検を行わなければ、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • 貨物の破損・損傷(輸送中の衝撃や荷崩れによる影響)
  • コンテナの漏水・湿気による品質劣化(特に食品や電子機器など)
  • 通関でのトラブル(貨物の誤積載・規制違反による差し戻し)
  • 輸送の遅延やコスト増加(修正作業や再バンニングの必要性)


1. バンニング業者における点検の目的

バンニング業者が行う点検の主な目的は、以下の5つに分類されます。

  1. コンテナの適正確認(使用するコンテナが安全で問題ないか)
  2. 貨物の品質維持(輸送中に品質が劣化しないか)
  3. 安全な積載(貨物が適切に配置され、荷崩れしないか)
  4. 輸送中のリスク軽減(湿気、温度変化、振動などの対策が適切か)
  5. 国際基準・法規制の遵守(輸出入規制・危険物取扱基準を満たしているか)

2. バンニング前の点検(コンテナチェック)

バンニング作業を開始する前に、使用するコンテナの状態を確認することが重要 です。

① コンテナの外観チェック

コンテナ自体に損傷や問題があると、輸送中にトラブルが発生する可能性があります。以下の点を確認しましょう。

外観の点検ポイント

  • へこみ・ひび割れがないか(構造的な問題がないか)
  • 扉の開閉がスムーズか(密閉性を確保できるか)
  • シーリングゴムが劣化していないか(水漏れの原因にならないか)
  • 識別番号・シリアルコードの確認(貨物情報と一致しているか)

② 内部の状態確認

コンテナ内部の環境も輸送品質に影響を与えるため、慎重にチェックします。

内部点検ポイント

  • 異物・汚れがないか(前回使用時の残留物が影響しないか)
  • 水漏れ・湿気がないか(錆びやカビの発生リスクを防ぐ)
  • 温度・湿度の確認(リーファーコンテナ)
  • 臭いのチェック(異臭が貨物に影響しないか)

特に食品・化学品・医薬品などの貨物を扱う場合、異臭や化学物質の残留がないか注意が必要です。


3. バンニング中の点検(積載状態の確認)

バンニング作業中は、貨物の配置・固定・ラベル表示の適正性をチェックすることが重要 です。

① 貨物の配置バランス

コンテナ内の重量バランスが崩れると、輸送中に荷崩れや事故が発生するリスクが高まります。

積載のバランスチェック

  • 重い貨物を下に配置し、軽い貨物を上に配置(重心を安定させる)
  • 左右均等に配置し、片寄りを防ぐ(トラック・船の安定性確保)
  • 空間を無駄なく活用する(スペース効率の最大化)

② 固定・ラッシングのチェック

輸送中に貨物が動かないように、適切に固定されているかを確認します。

固定方法のチェックポイント

  • ラッシング(ベルト・ストラップ)の使用状況
  • 緩衝材・ダンネージの設置(貨物の隙間を埋める)
  • 滑り止めパッドの使用(振動や衝撃を抑える)
  • パレットの固定(フォークリフトでの積み降ろしを考慮)

③ 危険物・特殊貨物の規制チェック

特定の貨物は、国際規格や法規制に基づいた積載が必要になります。

規制対象貨物のチェック

  • IMO危険物(火薬・化学品・ガス・放射性物質など)
  • 食品・医薬品(温度管理が必要なもの)
  • 大型貨物(オープントップコンテナの使用可否)

規制違反があると、通関での遅延や罰則が発生するため、慎重なチェックが求められます。


4. バンニング後の点検(最終確認と封印)

バンニング作業が完了したら、最終的な点検を行い、安全性を確保します。

① 最終的な積載チェック

  • 貨物がしっかり固定されているか
  • 積載リストと実際の貨物に相違がないか
  • 貨物ラベル・マーキングの確認(輸入国のルールを満たしているか)

② コンテナの封印(シールロック)

最終的に、コンテナの扉を封印し、輸送中に開封されないようにします。

  • シールナンバーを記録し、輸送管理システムに登録
  • ドアロックが確実に閉まっているか確認

これにより、輸送中の不正開封や盗難を防止できます。


5. まとめ:徹底した点検がバンニング業者の品質を左右する

バンニング業者にとって、点検は貨物の安全を確保し、輸送トラブルを未然に防ぐ最も重要な作業 です。

バンニング前の点検(コンテナの損傷・清潔性・湿気チェック)
バンニング中の点検(積載バランス・固定・規制遵守の確認)
バンニング後の点検(最終確認・封印・記録管理)

これらのプロセスを適切に行うことで、輸送品質を向上させ、コスト削減や顧客満足度向上につながります。バンニング業者は今後も、最新技術やデジタル管理システムを活用しながら、より高度な点検・管理体制を構築していくことが求められます

 

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